北大マリン 
元気プロジェクト企画

1.海底清掃

2.ウチダザリガニ防除

3.海の魅力を知らしめる



1.海底清掃について。
ダイビングサークルなので、海や湖でダイビングをします。その時に、海が綺麗だったり、大きな魚がいたり、小魚の群れと一緒に泳ぐ事が出来たりと、すばらしい海の世界を楽しむことができます。

ただ、海底にはゴミ、ゴミ、ゴミ・・・
流れのせいか、海底にゴミ溜まりがあったりと、それだけで感動は半減されてしまいます。

ゴミがなければなぁ。と思いながら潜るだびに思っておりました。
が、やはり、普通のファンダイビングの最中にゴミを集める事はなかなか出来ませんし、もって帰っても1つ2つ程度です。
それならば、ゴミを拾うためにダイビングを行えばいいんじゃないか!と思ったのがこの企画。

場所は、盃温泉前の海洋公園(泊村)と豊浜海岸(余市市)。ここは、サークルでファンダイビングを行ったり、講習を行ったりしている場所です。

期待できる効果について。
海が綺麗になり、景観が良くなります。
微力かも知れませんが、釣具などダイビング中の事故を減らせるかもしれません。
いつもダイビングをしている地域への貢献になります。
ダイビングのスキルがアップするかも。


方法

サークル生は、皆がライセンスと一定の器材を有していますが、ゴミを拾うダイビングをしたことはありません。
また、動く人数が多くなるため、器材やタンクなどの運搬が難しくなり、経験本数の少ない人も居ます。
そこで、今回は、ダイビングショップにお願いして、タンクレンタル、器材運搬、水中ガイドをしてもらいました。

経験などを考慮してバディを組みチームを作り、ゴミの取り残しの無いように、ルートの計画を立てました。

集められたゴミの処分については、事前に自治体に連絡を入れることによって、ゴミ袋等を貰い、無償で処理してもらう事にしました。

必要に応じて、漁協に潜水許可の申請を行いました。

玉ねぎ袋を持ち、手には軍手をつけエントリー。1日2本を目安。



2.ウチダザリガニ防除について。
まずはウチダザリガニについて。
Googleで検索すると、北大でも研究というか飼育している所があるんですね。写真はリンク先へ・・・
ウチダザリガニ | 北海道大学 理学部 生物科学科(生物学)
ウチダザリガニ - Wikipedia
食用でアメリカから日本に持ち込まれ、放流されて帰化した生物であり、生態系を乱す生物として、特定外来生物に指定されています。

今回は、洞爺湖における、ウチダザリガニの防除を計画しました。


期待できる効果について
洞爺湖の生態系を本来の姿に戻す手助けとなる。
ウチダザリガニの防除を通じて、環境学習をすることが出来る。
3とあわせて、ウチダザリガニについての認識を広げる事ができる。


方法
ウチダザリガニは、先にも述べたように特定外来生物に指定されています。
外来生物法 -特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律-

特定外来生物の取扱には多くの制限かかっております。
簡単に言うと、一般の人が勝手に捕まえて、処分して防除できた!という話ではなく、下手すると逮捕されてしまうかもしれません。


なので、ウチダザリガニの防除認定を受けた団体に防除ダイバーとして、防除に協力するという形を取りました。

防除ダイバーとして我々を受け入れてくれた団体はこちら
UWクリーンレイク洞爺湖


3.海の魅力を知らしめる。
南国におけるダイビングは言わずと知れていますし、美しい珊瑚や色鮮やかな魚の写真などは、比較的目にする機会が多いですが、亜寒帯地方である北海道のダイビングはマイナーと言ってもいいかもしれません。

一般の人からすると、『北海道でもダイビングやってるんだ。やれるんだ!』という印象かもしれません。
なので、今回はプロジェクト1、2と平行して、北海道の海や湖の写真を取り、公開することによって、なかなか見ることのできない北海道の海の世界を皆に知ってもらいダイビングや海の魅力を感じてもらえればなぁと考えてました。

また、ゴミ問題や特定外来生物の問題についても、皆に知ってもらう事ができ、環境学習の一環となります。



期待できる効果について。
北海道の海について皆に知ってもらえます。
ダイビングや海の魅力も伝わればいいなと考えています。
海の中のゴミの現状を知ってもらう事で、ゴミのポイ捨てなどを減らせるかもしれません。
ウチダザリガニの問題について、多くの人に知ってもらう事ができます。


方法
ゴミ拾いやウチダザリガニを捕まえている写真を撮る。
どこか写真を飾らせてくれる所を探す。



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